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点字こうめい

<話題>点字カードで移動をサポート

羽田空港

 羽田空港旅客ターミナル(東京・大田区)を管理・運営する日本空港ビルデング株式会社(以下、日本空港ビル)は、「国際障害者デー」である2019年12月3日、介助サービスの受付窓口の電話番号を、点字とユニバーサルデザインの書体で記した案内カードを作成しました。カードは空港内の案内所に設置しているほか、巡回している案内スタッフらが携帯し、利用者へ配布しています。
 
 日本空港ビルではこれまでも、「サービス介助士」の資格を持つスタッフが、障がい者や高齢者などサポートを必要とする人の空港内での移動を補助してきましたが、事前に電話で申請してもらい、利用日により円滑にサポートできるようにと、案内カードを作成しました。

 カードには、「羽田空港 ターミナル案内」という文字と、問い合わせ先の電話番号が点字と墨字で記載。日本語のほか、英語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語の計4カ国・5言語を用意しています。

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点字とユニバーサルデザインの書体で記した案内カード

 利用方法は、搭乗する飛行機や空港までの交通手段、到着時間などを電話で伝えれば、スタッフが空港内の電車の改札口やバスの停留所などから対応。移動のサポートのほか、トイレや飲食店などの案内も行います。料金は無料で、空港到着時に申請することもできます。

 ターミナルの全長が約800メートルになる羽田空港では、人の往来も多く、電車やバスで空港に到着してから飛行機に乗り込むまでに時間を要します。空港内で有意義な時間を過ごしてもらうためにも、「より多くの人に介助サービスを知ってもらい、ぜひ利用してほしい」と担当者は話していました。

 このほか日本空港ビルでは、聴覚障がい者がテレビ電話から手話通訳オペレーターを介して通話できる公衆電話ボックス「手話フォン」の設置など、バリアフリー化を積極的に進めています。

 これらバリアフリーの取り組みを調査するため、公明党の山口那津男代表は2月28日、党バリアフリー施策推進プロジェクトチーム(座長=山本博司参院議員)のメンバーと羽田空港を訪れ、関係者と意見を交わしました。

 山口代表は、「日本の空の玄関口である羽田空港で、視覚障がい者がサービス介助士の安心な無料サービスを受けられるなど、バリアフリー化が進んでいる。私も便利さを実感した。聴覚障がい者にもバリアフリー化を広げていきたい」と語っていました。

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 介助サービスの問い合わせは、国内線(受付時間は毎日午前5時~翌午前1時)、国際線(24時間受付)とも、03・5757・8111まで。また、羽田空港旅客ターミナルのホームページ(https://tokyo-haneda.com/service/facilities/assist.html)からも申請できます。