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新型コロナ関連

子どもの予防接種

2020年5月13日付

予定通りに受けて
回避は「デメリット大きい」(小児科学会)

 新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、子どもの予防接種は、どうしたらいいのでしょうか。厚生労働省は、定期予防接種について「感染しやすい年齢を考慮して感染症ごとに接種年齢を定めて実施しているものであることから、基本的には引き続き実施する」との方針を示しています。日本小児科学会も「可能な限り予定通りに実施すべき」と呼び掛けています。

 定期予防接種を受けずに感染してしまうと、後遺症を残すことや死に至ることが心配される病気も少なくありません。厚労省は、特に乳幼児の予防接種を延期すると「感染症に罹患するリスクが高い状態となる」と強調。同学会は、今後も数カ月単位で新型コロナウイルス感染症の流行が想定されるとして、その間に予防接種を回避することに「デメリットは大きい」と指摘しています。

 新型コロナウイルスの院内感染防止のため厚労省は、予防接種を行う医療機関に対し、病気で来院した患者と接触しないよう、時間帯や場所を分けることなどを要請。保護者に対しては「事前に医療機関などに予約した上で、丁寧な手洗いやマスクの着用、『3密』回避などの感染防止策を講じながら、予定通り予防接種を受けてもらいたい」(予防接種室)としています。

 なお、自治体によっては、集団での接種となる場合もあるかもしれませんが、同学会は「臨時的にでも個別接種を可能にしてほしい。本来なら接触する可能性のない子どもや成人を同じ場所に集めないだけで、非常に有効な感染拡大防止につながる」との見解を示しています。