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新型コロナ関連

学校再開の留意点は

2020年5月30日付
石井志昂編集長
石井志昂編集長

緊急事態宣言の全面解除により、新型コロナウイルス感染拡大に伴い休校になっていた学校の多くが再開し始める中で、子どもたちをどう見守っていけばいいのか。NPO法人全国不登校新聞社の石井志昂編集長に語ってもらいました。

今、休息必要な子も

――子どもを見守るに当たっての留意点は。

学校が本格的に再開するタイミングでは、1年間で18歳以下の自殺が最も多くなる夏休み明けの9月1日と同様の対応が必要です。在宅勤務が続いた大人が出社をためらうのと同様に、「学校に行くのがきつい」と思い始める子どもも少なくありません。

“休み癖”がついてきつくなるというより、いじめられていたこと、からかわれていたことなど、今まで我慢してきたことを思い出し、不安感が高まるのです。

しかも今回は、緊急事態宣言で気持ちが張りつめてきて、解除で緊張感が解けた今このタイミングで、休息が必要となることも想定できます。「食べられない」「寝られない」「起き上がれない」「情緒が不安定」といったことがないか、よく確認してください。

休校中、大量の宿題を出されてつらいという子どももいると思いますが、親が無理にやらせる必要はありません。“学びの遅れ”を取り戻すのに焦っている親や教員もいるかもしれませんが、子どもたちの側に立って、環境を整えることが最優先だと思います。

――子どもの様子がおかしいと思ったら……。

子どもが軽い感じで「休み明けがつらい」と話したとしても、相当、深刻な状況だと考えるべきです。「学校を休む」という選択肢も含め、子どもの環境を調整し、悩みの解決策を一緒になって探してあげてください。

その際には、子どもの不安や悩みを真摯に聞いて、つらさを受け止めてください。絶対に子どもの話を遮ってはいけません。“売り言葉に買い言葉”にならないようにすることが大事です。