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新型コロナ関連

接種の安全性は

2021年2月9日付

■重い副反応、極めてまれ/一部の人で発熱、だるさなど

 新型コロナワクチンは他のワクチンと同様に、何らかの副反応(副作用)が起こる可能性がゼロではありません。しかし、国内外の臨床試験の結果に基づき、有効性や安全性などの厳格な審査をクリアして初めて承認されます。その上で、コロナワクチンの承認・接種開始後に政府は、先行的に接種を受けた人の健康状態の調査を行うとともに、副反応の評価を行う審議会を高い頻度で開くなど、体制を強化して対応に万全を期す方針です。

集団接種の初訓練では、接種終了後の人たちは経過観察のため、いすに座って待機した=1月27日 川崎市
集団接種の初訓練では、接種終了後の人たちは経過観察のため、いすに座って待機した=1月27日 川崎市

 厚生労働省が昨年末の審議会に提出した資料などによると、海外ワクチンでは、重大な安全性の懸念は認められなかったとされています。治療を必要としたり、障がいが残ったりするほどの重いケースは極めてまれと言えます。ただ、接種後に接種と因果関係がないものも含めて、接種部位の痛みや、頭痛、倦怠感(だるさ)、筋肉痛などが一定数の人で見られました。小児や妊婦については、現時点では十分なデータはありません。

 日本で近く承認の可否が判断される米ファイザー社製に関しては、打った場所の痛みが66~83%の人に、2回目の接種後の38度以上の発熱が11~16%の人に生じたと報告されています。

■急性アレルギーに備えて終了後、会場で経過観察

 インフルエンザなど他のワクチンと同様に代表的な副反応として、接種後の急性アレルギー反応「アナフィラキシー」が挙げられます。先行して接種を始めた米国では、ファイザー社製を接種後、100万人に5人程度起き、そのうち74%が接種後15分以内、90%が接種後30分以内に症状が現れたと報告されています(1月18日時点)。

 こうしたこともあり、日本では「接種後に会場で一定時間様子を見て、万が一、アナフィラキシーが起こっても、医師や看護師が必要な対応を行う」(河野太郎ワクチン接種担当相)ことになります。

 また、接種により健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障がいが残ったりした場合には、予防接種法に基づく救済として、医療費や障害年金などの給付を受けることができます。