×

新型コロナ関連

次亜塩素酸水による消毒は

2020年7月1日付

■一定濃度で物品に使用/浮遊ウイルス、「空間噴霧」でなく換気を

有効な消毒方法
有効な消毒方法

新型コロナウイルスの消毒で、アルコールの代わりに使われることがある「次亜塩素酸水」。これについて、経済産業省や厚生労働省などが6月26日に使用上の注意点をまとめました。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)による検証を踏まえ、一定の濃度以上であれば物品の消毒に有効だとしています。

■塩素系漂白剤とは別のもの

次亜塩素酸水は、出荷される野菜の洗浄などに用いられる酸性の液体です。新型コロナへの効果が既に確認されている「次亜塩素酸ナトリウム」(塩素系漂白剤の主成分)とは全く別のもので、NITEが今年4月以降、物品の消毒に関する検証を進めていました。

その結果、机などの拭き掃除では「有効塩素濃度80ppm(0・008%)以上の次亜塩素酸水で物の表面をひたひたにぬらし、20秒以上置く」、食器などへの掛け流しでは「同35ppm(0・0035%)以上の流水で20秒以上掛け流す」と、それぞれ新型コロナに効果があることが分かりました。

いずれも、事前に汚れを落とし、最後にきれいな布やペーパーでよく拭き取る必要があります。製品に記載された使用上の注意も十分に確認してください。酸や塩素系漂白剤と混ぜると塩素が発生する危険があるので注意が必要です。

なお、次亜塩素酸水を使った空間噴霧や手指消毒は今回の検証対象となっていません。空気中の浮遊ウイルス対策について政府は「(人が吸い込む恐れがある)消毒剤の空間噴霧ではなく、換気が有効」だとしています。手指消毒については、せっけんやハンドソープによる丁寧な手洗いか、またはアルコールの使用を呼び掛けています。

このほか、家庭用洗剤に含まれる「界面活性剤」でも物品の消毒で効果が確認されたものがあり、NITEがホームページで製品名を公開しています(「NITE 洗剤リスト」で検索)。