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エディターズ・ノート

共産、“実績横取り”露呈/東京での体育館エアコン設置

2021年2月20日付 編集メモ

 「学校体育館エアコンを実現」――。日本共産党の東京都議らが、公立小中学校の体育館への冷暖房設置を自分たちの実績であるかのように、ツイッターやブログ、チラシなどで盛んに宣伝している。しかし、都民からは「実績横取りのデマ宣伝ではないのか」との疑念の声が上がっている。

 というのも、2018年夏の猛暑を受け、災害時の避難所にもなる体育館へのエアコン設置を東京都独自で進めるよう知事に働き掛け、実現への道を開いたのは都議会公明党だからだ。学校を運営する区市町村への具体的な支援の仕組みをいち早く提案して、知事の決断を引き出し、18年度の都の補正予算で補助制度の創設にこぎ着けた。

 さらに、19年度と20年度の都の当初予算には、区市町村からの要望を踏まえた公明党の強い訴えにより、初期コストを抑えられるリース方式への支援が盛り込まれたのである。

 これに対し、都議会共産党はどういう態度をとったのか。18年度補正予算には賛成してみせたが、翌19年度と20年度の予算には反対した。この19、20両年度の予算には、18年度補正予算を大きく上回る、1010棟分の整備をリース方式で進めることを計上していた。

 にもかかわらず、例えば豊島区選出の共産党都議はブログで、区立小中学校の体育館へのエアコン設置がリース方式で進んでいることを“実績”のように誇示し、「リースでの設置工事費用も支援対象となったことも大事です」と得意げに述べている。リース支援を計上した都予算に反対したことを忘れたかのような強弁ぶりである。

 また、同党が、“実績の根拠”として挙げているのが、都議会への「公立学校施設における冷房機器の整備促進に関する条例」なる条例の提案だ。当然、他会派には見向きもされず、共産党を除く全会派の反対で否決されたものだが、この「条例提案」云々も、共産党が実績を横取りする時に、有権者をだます道具として使う常とう手段だ。

 議会で反対しようが、何がなんでも共産党の実績に取り込む厚かましさには呆れる。同党の“反対しても実績”“実績横取り”といわれるハイエナ体質は変わらない。(場)