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エディターズ・ノート

都知事選で共産市議が反旗、党除籍

2020年7月2日付 編集メモ

 共産党は衆院選小選挙区候補も務めた東京・府中市議の結城亮氏について、6月29日、同党からの除籍を決めた。30日付「赤旗」首都圏版が、党東京都調布狛江府中地区委員会の決定として報じた。

 同氏は25日に自身のブログで、今月5日投票の東京都知事選について、共産党推薦候補ではなく、れいわ新選組の候補を支援するとして共産党に反旗をひるがえし、離党すると表明していたようだ。

 なぜ離党までして知事選で他党候補を応援するのか。同氏はブログで、従軍慰安婦問題について「いまだ真実が解明されていない」と述べ、共産党推薦候補と同問題への認識が異なることが理由とか。

 これに対し、共産党は「同氏の歴史認識などは党の立場とは全く相いれない」(30日付「赤旗」)とバッサリ。しかも、同氏に党除籍を突き付けるだけでなく、議員辞職まで要求している。

 都知事選のテーマにさえなっていない従軍慰安婦問題を巡る共産党内での離党、除籍騒ぎ。何とも不可解。何かほかの理由があるのではないか、と勘ぐりたくもなる。

 それにしても、こんな人物を6年前の衆院選では小選挙区候補として公認するしかなかった共産党。そのお家事情までも透けて見える気がした。(丈)