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ムビむび太の映画でよのなか語るだけ

発想で世界を変えるアイデアマン!

脱プラスチック
2021.7.16

むび太7月

もうシールはいらない!50年ぶりに変わった、あのデザイン

 お湯を入れた後、フタをとめておくために便利なカップヌードルの”フタ止めシール”。

 皆さんはそのシールどうしていましたか?お湯が沸く間、どこに貼るか困っていませんでしたか?

 僕はアゴに貼っておく派でした。どこに貼ったのか忘れてしまうこともないし、両手を塞ぐこともないとっておきの貼り場所、アゴ。

 そんな”フタ止めシール”が廃止に!脱プラスチックのためで、年間に33トンもの削減ができるとの事でした。

 ”フタ止めシール”をやめてカップ麺のフタを耳のように変更するアイデアが猫のように見えるポップさも相まって素晴らしいアイデアだと感じました。

 カップヌードルが誕生して50年目、初のデザイン変更だそうです。

 アゴに”フタ止めシール”を貼れなくなるのは少しさみしいけれど、世の中のために必要な変化だと思います。

 同じようにアイデアが世界を変えることを描いた映画があります。

 Marvel Comics(マーベル・コミック)が生み出したマンガが原作のスーパーヒーロー映画『アイアンマン』です。

【アイアンマン】 巨大軍事企業の社長であり、発明家でもあるトニー・スタークは皮肉なことに、アフガニスタンで自分の会社が作った兵器でテロ組織に襲われ拉致されてしまう。そこで新兵器の開発を強制されるが、敵の目を盗んで戦闘用パワードスーツを開発し、敵地から脱出。さらに改良を加えたパワードスーツを装着し、“アイアンマン”となってテロ撲滅のため戦うことを決意する。しかし、共同経営者であるオバディア・ステインは兵器産業をやめようとせず、トニー・スタークの前に立ちはだかる。(2008年公開)

挑戦的なキャスティング

 『アイアンマン』はあるアイデアで映画史を変えた作品です。

 それは「キャスティング」です。監督のジョン・ファヴローは一人の役者を推薦しました。それがロバート・ダウニー・ジュニアです。

 当初、スタッフ陣は彼の起用に大反対しました。理由は二つあります。一つは、ハリウッドでは若くて伸びしろのある俳優をヒーローに選ぶのが常識と言われていたのに、ダウニー・ジュニアは、想定よりもかなり離れた年齢の43歳だったこと。もう一つは、ファミリー層をターゲットとしていたので、薬物依存症で問題を起こしていた過去を持つダウニー・ジュニアを主役にすることは、とてもリスキーなことだったのです。

 それでも、オーディションでダウニー・ジュニアが披露した完璧な演技にスタッフ陣は、あえて常識を破り、採用を決定。波瀾万丈の人生を歩み、数々の苦難を乗り越えてきた彼の演技からは深い人間味がにじみ出ていました。それが、大富豪の天才発明家でありながら、若くして両親を亡くした孤独な一面を持ち、観客が安心して見れない危なっかしいトニー・スタークのキャラクターとマッチしたのです。

 結果、『アイアンマンシリーズ』三部作は大ヒットしました。その後のアイアンマンの結末までを描く『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年の公開後、全世界の興行収入1位(当時)という偉業を達成。

 また、ダウニー・ジュニア自身は、アメリカの『Forbes』誌が「2015年でもっとも稼いだ男性俳優」として発表されるなど役者として完全復活を果たしました。

 今では「MARVEL」というロゴでさえも男女を問わずファッションなどに取り入れられるようになり、街を歩けば誰かしらそのロゴの入った服やカバンを持ち歩いているのを見かけます。

 兵器利用されていたエネルギー源を平和のために応用し世界を変えたトニーのように、この監督のアイデアも映画史を変えたのです。

全てを覆したアイアンマン!今の世界に必要なのは…?

むび太7月②

 さらに、このアイアンマンの大成功をきっかけに、マーベルは自社シリーズにおいて画期的な世界観を発明しました。それは「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」と呼ばれ、一つ一つのヒーロー作品が共通の世界を持ち、「アベンジャーズ」をタイトルに冠する作品へ進んで、クライマックスを迎えます。それまで別世界を生きていたヒーローたちが出会うことで新たな一面が垣間見え、シリーズ全体に厚みをもたらしています。おかげで、毎日、いろんなヒーロー作品を楽しめます。ありがとう!マーベル!僕の大好きなホラーや怪獣映画も、マーベルに影響を受けて似たような独自のシリーズを形成し楽しませてくれています。

 カップ麺のフタのデザインが変わったこと。それはアイアンマンに比べたら小さな発明かもしれません。しかし、この小さな波はやがて大きなうねりになりそうです。

 今、求められているのは世界を変えることができるアイデアマンなのかもしれません。

ムビむび太

映画ライター

映像制作会社を経て、テレビ番組やYoutubeで映画紹介に携わる。年間の映画観賞本数は400本以上。

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