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ムビむび太の映画でよのなか語るだけ

機械と人間のタッグ!ロボコップ!

非接触・非対面
2021.11.18

むび太11月01

すっかり対面が減った日常生活

 コロナ禍によって僕たちの日常は一変し「非接触・非対面」が当たり前になりました。

 生活していて身近に感じるのはコンビニのセルフレジの導入です。僕の家の最寄りのコンビニにも採用されていて、店員さんと接することはなく会計の処理を機械がすべて行ってくれ非常に便利です。

 対面レジに列ができてる時や購入数が少ない時はセルフレジでお会計することが多くなり、店員さんと直接やり取りすることが減りました。

 そこでは、対面レジの店員さんと同じように「いらっしゃいませ」「ポイントカードはお持ちですか?」と機械が話しかけてくれます。言葉は同じなのに、なんだかちょっぴりさみしい気がしますよね。

 でも、最近そのコンビニに新たな野菜コーナーができました。大量生産された同じ形の商品が棚を埋める中で、街の八百屋さんのように不揃いな野菜たちがゴロゴロしている風景にホっとします。

【ロボコップ】 近未来のデトロイトでは凶悪犯罪が多発していた。事件の対処に追われる警察署に転任してきた警察官マーフィは、凶悪犯のアジトに乗り込むが惨殺されてしまう。警察の経営権を託されていた巨大企業オムニ社によってマーフィは全身を機械化させ、ロボコップとして蘇る。(1987年 米公開 /ポール・バーホーベン監督)

人間からロボットに!そして再び人間へ!

 『ロボコップ』は痛快なSFアクション映画でありながら、「人間と機械の共存」について観客に問いかけてくる作品でもあります。

 ロボコップは登場時、とても機械的です。今で言うロボットダンスのような動きで歩き、唯一人間らしさを感じさせる口元も微動だにせず、常に真顔(顔はほとんどヘルメットで覆われているから、わからないけど絶対にそう!)です。

 しかし、映画の途中、ロボコップは機械なのに夢を見ます。自分が凶悪犯に殺される悪夢です。それをきっかけにロボットになる前、妻と息子と幸せに暮らしていた人間時代の記憶など、オムニ社に消されたはずの生前の出来事を思い出してしまいます。

 自分が何者なのかを葛藤し、苦しむロボコップでしたが、これをきっかけに人間らしい感情も取り戻していきます。

 敵にやられた後に、肩を落として「1人にしてよ」と弱音を吐いたり、同僚に「君も機械になって蘇れば?」などと冗談を言ったり、上司にニコっと微笑んだり、感情表現は豊かになっていくのです。

 彼はロボコップからマーフィに戻っていくことで、人間らしい温かみを取り戻し成長していきます。

人の温かみと機械の能力のバランス

むび太11月02

 僕たちの生きる社会は、これからあらゆる場面で機械と接することが増えていくことでしょう。非接触・非対面が徹底されることで、感染対策にも役立ち、僕たち自身も安心できます。

 普及しているセルフレジは便利ですが、商品のバーコードが読み取れなかったり、自分に合った支払い方法が選択できなかったりします。僕はよくお弁当のお箸を取り忘れて、家に帰ってから、ため息をつくことが多いです。対面レジでの店員さんのあの何気ない「お箸おつけしますか?」という気遣いが、今になってみると恋しくなってきます。

 機械がいくら優秀でも店員さんの助けが必要ですよね。融通の効かない機械だけの生活は生きづらいし、ストレスも溜まってしまいそうです。

 極端にどちらかに偏るのではなく、ロボコップのように半分は機械で、もう半分は人間の温かみで成り立つバランスの良い社会が、暮らしやすいのかもしれません。

ムビむび太

映画ライター

映像制作会社を経て、テレビ番組やYoutubeで映画紹介に携わる。年間の映画観賞本数は400本以上。

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