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ムビむび太の映画でよのなか語るだけ

想像力を武器に、未来に備えよう!

防災対策
2021.12.16

ムビむび太01

想像力を生かした「防災」

 「防災小説」を知っていますか?

 未来で起こりうる地震や台風などの災害を想定し、自分ならどうするか?を具体的に考えて記す小説のことです。

 人間の持つ想像力を生かした「防災」として素晴らしい発明です。

 ほとんどの人が防災小説を書いた経験は無いと思いますが、スマホから大きなアラームが鳴る緊急地震速報は、聞いた人たちにとって瞬時に災害発生を思い起こさせ、どう行動すべきか考えを促す側面があると言えるのではないでしょうか。

 実際、地震発生時の緊急のアラームが鳴ると驚きますよね。結果的に揺れが大きくなかったとしてもある種の防災訓練の効果があると僕は思います。

【ターミネーター2】 未来に人類と機械の間で戦争が起こることを知ってしまったサラ・コナーは、それを阻止するために暗躍するが精神病院に収容されてしまい、後に人類のリーダーとなる息子のジョンは里親のもとで育ち不良少年になっていた。ある日、未来から2体のターミネーターがやって来る。1体は人工知能スカイネットがジョンを抹殺するために送り込んだ最新型、そしてもう1体はジョンを守るため未来の彼自身が送り込んだものだった。(監督/脚本 ジェームズ・キャメロン 1991年 アメリカ公開)

準備は万全!サラ・コナー!

ムビむび太02

 映画『ターミネーター2』のサラ・コナーは未来からやってきた殺人ロボットであるターミネーターに命を狙われた事件以降、未来の脅威に備えて身体を鍛え、武器の扱い方やあらゆるサバイバル術を学び、息子にも伝授します。周囲に理解してくれる人がいない中で、孤軍奮闘した10年間は大変だった事でしょう。

 彼女は機械と戦争になる未来を実際に目にしたわけではなく、話を聞いただけです。

 しかし、彼女は起こりうる未来を具体的に想像し、機械が人間を滅ぼす悪夢を毎晩のように見てうなされます。運命に逆らうため、サラ・コナーは今できる準備を徹底的にします。「備えあれば憂いなし」という言葉は彼女のためのものかもしれません。

 結果的には周りからは変人扱いされ、息子とも離れ離れになりますが、再びターミネーターが現れ彼女がずっと苦しんできた悪夢が現実になりかけてしまうのです。

 彼女の忠告を無視し続けた周りの人々は想定外の事態に対処できずてんやわんや。何もすることができません。

 一方で、サラ・コナーは人類の中で唯一、未来への危機感を持った人間でした。10年もの間、培ってきた戦うためのスペックを全て活用し、人類の未来を守ろうと立ち向かうのです。

未来への不安を転化して、防災を!

 本作の監督と脚本を務めたジェームズ・キャメロンは自分が作った映画の失敗のショックで「炎の中から出てくる骸骨のロボット」という悪夢を見たそうです。きっと将来への不安からそんな恐ろしい夢を見たのでしょう。

 その時に描いたデザインがターミネーターの原型になっています。

 キャメロン監督は、自分が抱えていた不安な気持ちを前向きに創作へと転化することができたのです。

 未来に起こりうる災害を想像すると恐ろしいです。何度も台風の被害を受けてきた僕らからすると、災害なんて起こってほしくないのは当たり前です。

 でも、そんな不安な気持ちを膨らませて暗い気持ちになってはいけません。想像力を駆使して、自分と大切な人を守るために建設的に事前に防災することが重要なのかもしれません。

 …でも、サラ・コナーほどの無茶をしてはいけませんからね!

ムビむび太

映画ライター

映像制作会社を経て、テレビ番組やYoutubeで映画紹介に携わる。年間の映画観賞本数は400本以上。

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