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にっぽんドローン紀行

希望へと続く海の散歩道

香川・小豆島
エンジェルロード
2020年8月11日付

 壺井栄の出身地、瀬戸内海に浮かぶ香川県の小豆島。反戦のメッセージを込めた彼女の小説『二十四の瞳』が映画化された舞台として知られる。

 終戦から間もなく75年。「平和」の花言葉を持つオリーブの名産地となったこの島に、「恋人の聖地」として有名な観光スポットがある。

 その名も「エンジェルロード(天使の散歩道)」。1日2回、引き潮になると四つの島をつなぐ砂の道が海から現れる。自然のリズムが描き出すロマンチックな情景。「大切な人と手をつないで渡ると願いがかなう」と伝わり、年間約25万人が訪れるようになった。海に挟まれた一本道を歩くという不思議な体験。心地よい潮風とさざ波の音に癒やされる。

 コロナ禍で先の見えない日々が続くが、目の前の道が希望へと続くことを信じて進んでいきたい。一歩ずつ、焦らずに。

写真=写真部・倉科宗作、江田聖弘
動画編集=電子版編集部・恒松耕平
文=四国支局・福吉正徳