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識者が語った公明党

全国ハンセン病療養所入所者協議会会長
森和男 氏

ハンセン病の「控訴断念」は、党を挙げて強く支持してくれたおかげ

「公明新聞」2019年6月28日付
私が見た公明党

 2001年5月、熊本地裁が、ハンセン病患者に対する国の隔離政策を憲法違反と認め、国に賠償を命じました。これに対して政府は「控訴断念」という異例の決断を下しました。

 これは、公明党の坂口力厚生労働相(当時)のリーダーシップがなければ、なし得なかったことです。また、与党・公明党が元患者の人権回復を最優先し、党を挙げて控訴断念を強く支持してくれたおかげでした。

 その後、坂口厚労相と副大臣が手分けして全ての療養所を訪ね、入所者に直接、謝罪を行っています。私が暮らす大島青松園(高松市)は瀬戸内海に浮かぶ大島にあります。ここにも坂口厚労相が来て頭を下げ、納骨堂で冥福を祈りました。初めて会った時の事は二度と忘れないでしょう。

 以来、地元の公明議員との付き合いも増えました。事あるごとに要望を聞いてもらい、国とのパイプ役を担ってもらっています。高松港からの船舶が発着する港の老朽化問題も、ようやく整備に動き出しました。

 国立療養所の入所者の平均年齢は86歳。各地で医師、看護師、介護職員の不足が深刻です。入所者が安心して療養生活を過ごせるよう、さらなる支援をお願いしたい。